こんにちは、とらママです。自然愛好家なら一度は訪れてみたい「氷の国」アイスランド。でも、物価が高いことで知られるアイスランドでは、旅行費用をできるだけ抑えたいですよね。
・アイスランド旅行にはどのくらいの費用がかかるの?
・実際に旅行したら、いくら必要?
・節約する方法はあるの?
我が家は2024年8月、家族3人で10日間キャンピングカーをレンタルし、アイスランドを一周しました。今回は、実際にかかった費用と、旅費を抑えるための節約のコツを紹介します。
「アイスランド一周・10日間のモデルコース」もぜひ参考にしてみてくださいね。
10日間のアイスランド旅行費用は、3人家族で約120万円(航空券除く)。今までで一番高額な旅先の一つですが、またいつか必ず行きたい国でもあります。今回の旅費についての反省点や、アイスランド旅行費用節約のコツもあるので、各項目ごとに解説していきます。
交通費 | レンタカー代 | 86,0000円 |
ガソリン代 | 56,000円 | |
宿泊費 | キャンプ場代 | 58,000円 |
シャワー、洗濯機代 | 8,000円 | |
観光費 | 温泉代 | 82,000円 |
観光施設料 | 15,000円 | |
駐車場代 | 4,500円 | |
食費 | 自炊費 | 58,000円 |
酒代 | 26,000円 | |
外食代 | 16,000円 | |
その他 | 土産代 | 20,000円 |
合計 | 1,203,500円 |
レンタカー×10日分=86万くらい(770,000 ISK)
(プレミアム保険、Wi-Fi、チャイルドシート、ベッドリネン、食器、アウトドア椅子、テーブル込み)
アイスランドの旅費で一番高く付いたのはレンタカー代。特に、我が家は快適さを重視して最高ランクのキャンピングカー、モーターホームを選んだこともあり、大幅な出費になりました。最初は4×4のレンタカー+民泊で探していましたが、アイスランド郊外の宿泊施設はかなり数と日程が限られ、宿代も高額だったため、キャンピングカー泊に変更しました。
今回レンタルしたキャンピングカーは、ベッド4人用、キッチン、シャワー、トイレ、暖房付きのモーターホーム。まるでホテルの1室のような想像以上の快適さで、毎晩朝までぐっすり眠れました。そこまで快適さを求めない方や、子なしカップルの場合は、ルーフテントタイプや、バンタイプでも十分だと思います。
さらに、値段を抑えたい方は、早期予約がマスト!リーズナブルな価格の人気車種はすぐに予約完売に。特にハイシーズンの夏休みは早い者勝ち!旅行の1ヶ月半前に予約した我が家は、他にチョイスがあまりなく、さらに直前で+20%程値上がりしたモーターホームを借りることに(涙)。少しでも節約したい方は早めのリサーチ&予約がおすすめです。
Tips
✔️アイスランド一周にはキャンピングカーがおすすめ!
✔️レンタカー予約は旅行の3ヶ月前がお得!
✔️直前予約は値上がりの可能性あり!
ガソリン×10日分=5.6万円くらい(50,000 ISK)
アイスランドのガソリン代は1Lあたり340円ほど。アイスランド一周10日間の走行距離が約2,000kmで、そのうち5回給油しました。ガソリンの値段は郊外の方が若干安いですが、その分数も少なくなるので、早めに給油しておきましょう。給油方法は日本のセルフサービスとほぼ同じでクレジットカード決済可能。
Tips
✔️アイスランドのガソリン代は1Lあたり約340円
✔️アイスランド一周10日間の走行距離は約2,000km
✔️ガソリンの値段は郊外の方が若干安めだが、数も少ない
✔️早めの給油が安心
キャンピングカーをレンタルする場合でも、キャンプ場を利用する必要があり、駐車場などで一晩過ごすことはできません。また、キャンプ場の事前予約はできず、特に数に限りのある電源サイトは早い者勝ちなので、夕方までの到着が理想的。
キャンプ場利用料は大人一人1600~2500 ISK(子供は無料)+電源付きサイトはグループにつき1000〜1500 ISK。我が家が利用したキャンプ場は一日平均5800 ISK(6,500円)でした。キャンプ場のクオリティーは値段に比例して良くなる傾向なので、値段が高いサイトの方が満足度は高かったです。値段を抑えて安いキャンプ場を利用する場合は、シャワーや洗濯などの設備が整っていない場合があるので、事前にHPにてご確認ください。キャンプ場代はカード払い可能。もし管理者がいない場合でも、翌朝までに管理者が車まで徴収に来てくれます。
洗濯、乾燥機は各750〜2000 ISK。それぞれ1台ずつしかないところが多く、順番待ちになるため早い者勝ち。乾燥機を利用する場合は2倍の時間がかかります。アイスランドは夏場でも天気が悪いため、屋外に干してもなかなか乾きませんが、我が家が利用したキャンピングカー(モーターホーム)の場合、車内に十分なスペースがあったため、乾燥機は利用せずに車内に洗濯ロープを張って干しました。
シャワーは一人300〜600 ISK。キャンプ場代に含まれているところもあります。温泉に行った日やあまり汚れなかった日は利用していません。シャワーが無いキャンプ場では近くの市民プール(大人一人400 ISK)を利用しました。すべてカード払い可能。
キャンプ場 | 電源サイト | シャワー | 洗濯機 | |
1日目 | Camping Thingvellir | 4,700 ISK | 無料 | 900 ISK |
2日目 | Hvolsvöllur Camp Site | 6,500 ISK | 800kr | 無料 |
3日目 | Tjaldstæðið Kirkjubær II, | 5,500 ISK | 600kr | 950 ISK |
4日目 | Vestrahorn Camping | 6,000 ISK | 無料 | ー |
5日目 | Camping Myvatn | 6,800 ISK | 無料 | 2,000 ISK |
6日目 | Camping Varmahlíð | 7,500 ISK | 無料 | 750 ISK |
7日目 | Campground Grundarfjörður | 4,200 ISK | ー | ー |
8日目 | Camping Thingvellir | 4,700 ISK | ー | 900 ISK |
9日目 | Vogar Campsite | 6,500 ISK | 無料 | ー |
合計 | 52,400 ISK (58,000円) | 1,400kr | 5,500 ISK |
アイスランド1周に便利なおすすめキャンプサイトも参考にしてみてくださいね。
Tips
✔️アイスランドでは、車中泊の場合でもキャンプ場利用が必須!
✔️キャンプ場は予約不可!電源サイトは早い者勝ち。
✔️アイスランドの電源付きキャンプ場代は、大人2名1泊6,500円前後
✔️値段が高いキャンプサイトほど設備が充実。
火山大国アイスランドで一度は体験してみたい癒しの温泉。壮大な大自然に囲まれた露天風呂は格別ですが、価格はかなり高額。我が家は10日間のうち4箇所の温泉を巡りましたが、1日の平均は大人一人当たり約1万円。チケットは時間帯やプランによって異なり、ルーラグーンのチケット最高額はなんと、27,000円!
残念ながら、今回は2日間も夫が体調不良で入浴を断念してしまったので、またいつか家族で再訪できればと思います。
大人 | 子供 | |
Secret Lagoon | 4,200 ISK | 200 ISK(0-14歳) |
Mývatn Nature Baths | 7,400 ISK | 無料(0-12歳) |
Hvammsvik Hot Springs | 8,900 ISK | ※ 10歳未満利用不可 |
Blue Lagoon | 15,990 ISK | 無料(2-13歳) |
合計 | 36,490 ISK (41,000円) | 200 ISK |
Tips
✔️アイスランドの温泉代は大人1万円程。
✔️12歳以下の入浴料は無料。
✔️子供利用不可の温泉もあるので、要チェック!
アイスランドの火山やヴァイキング、クジラ、海洋生物などが学べる博物館がいくつかあるので、歴史や文化をより学びたい方は訪れてみるのもいいかも。我が家は当時4歳の息子の希望で、Lava centreに行きましたが、火山の映像がかなり迫力満点で、さらに地震体験コーナーもあり、息子はかなり怯えていました。シネマ付きのファミリーチケットは13,000 ISK(15,000円)と高額。
Tips
✔️アイスランドの歴史や文化を学びたい方は博物館へ
✔️博物館のチケット代はやや高額
アイスランドの主な観光地や駐車場は基本的に無料ですが、場所によっては入場料の代わりに駐車場代がかかる場合があります。価格は1箇所につき1,100円程度で支払い機やアプリでカード決済が可能です。
Seljalandsfoss | 800 ISK |
Diamond Beach | 1000 ISK |
Hverir | 1200 ISK |
Kirkjufellsfossar | 1000 ISK |
合計 | 4000 ISK |
Tips
✔️アイスランドの主な観光施設や駐車場は無料!
✔️一部の場所で駐車料金がかかる場合も
アイスランドで一周旅行なら断然自炊がおすすめ!お米と味噌汁を持参すれば、旅行中でもほぼ普段通りの食生活が送れるので特に小さい子供がいる我が家には最適でした。また、スーパーで買えるラム肉のクオリティーが感動的で、ラム好きな我が家はほぼ毎日食べていたほどのお気に入り。部位や味付けの種類も豊富で、全く食べ飽きませんでした!
アイスランド旅行中の食生活は、基本的に朝はしっかり食べて、昼は運転中でも食べられるような、おにぎりやスーパーの惣菜パン、生野菜、果物などを。夜はお肉や魚をメインに、グリル野菜とスープで栄養バランスを摂るように心掛けていました。
<主な献立>
朝:おにぎり+卵焼き+野菜、果物+味噌汁か野菜スープ
昼:おにぎりや惣菜パン+生野菜や果物(ミニトマト、パプリカ、りんご、バナナ)など
晩:ラム肉やサーモン+野菜グリル+野菜スープ+ワインやビール
アイスランドでは、肉、魚、惣菜パンなどは高いですが、野菜や果物は単価が安い分それほど気になりません。野菜類はほとんど輸入かと思いきや、アイスランド産のブロッコリーやトマトもあり、特に地熱栽培のミニトマトは甘みが強くてフルーツトマトのような美味しさでした!ちなみに大型スーパーでは日本のお菓子の取り扱いもあり、思わず購入。また、水道水が世界最高レベルなので、飲料水を買う必要がありません。
ラム肉ヒレ 味付き (400g) | 3320 ISK |
ラム肉 味付き (400g) | 2800 ISK |
サーモン 味付き (400g) | 1600 ISK |
生ハム (1パック) | 979 ISK |
卵 (1パック) | 766 ISK |
Isey ヨーグルト (170g) | 260 ISK |
ハム&チーズ 惣菜パン (1個) | 997 ISK |
ポテトチップス (1袋) | 499 ISK |
コアラのマーチ (1個) | 384 ISK |
にんじん (500g) | 298 ISK |
ブロッコリー (270g) | 267 ISK |
玉ねぎ (500g) | 249 ISK |
パプリカ (1個) | 172 ISK |
じゃがいも (1個) | 119 ISK |
バナナ(1本) | 64 ISK |
Tips
✔️長期滞在なら米と味噌汁の持参を
✔️肉、魚類が高い!
✔️アイスランド産地熱栽培トマトが絶品
✔️飲料水が無料
酒税が高いアイスランドではビールやワインなどのアルコール類が高額!お酒好きの方は、ケプラヴィーク空港到着時に免税店で出来るだけ多く購入しておきましょう!免税店の酒コーナーは、倉庫のようなスペースに世界中のワインやビールが箱積みされていて、購入したワインは1本3000 ISK、缶ビールは1本280 ISKほど。アルコールは、街中の酒屋Vínbúðinでも購入できますが、同じ缶ビールの値段が倍近くしました!ちなみに、アルコール度数の2.5%未満の低アルコールビールやノンアルビールは普通のスーパーで購入できます。
Tips
✔️アイスランドは酒税が高い!
✔️ケプラヴィーク空港の免税店で購入するのが一番お得!
✔️酒屋さんVínbúðinでも購入可能だが割高
✔️アルコール2.5%以下のビールはスーパーで購入可
今回のアイスランド旅行中の外食は、軽食2回と夕食1回の計3回のみ。絶対に食べてみたかった、アイスランド産のラムやサーモンなどは、スーパーで購入してキャンピングカーの中で美味しくいただきました。レストランやカフェに行った中で一番美味しかったのは、キャンプ場近くのFish and Chips Lake Mývatnで食べたフィッシュ&チップス!ダイアモンドビーチのHeimahumar “Local Langoustine” Truckで食べたロブスタースープは寒空の下で食べられる暖かいスープに惹かれて購入したものの、背ワタの付いた小エビのスープで、観光客向けのクオリティー…。
Fish & chips | 3290 ISK |
Lobster soup | 2150 ISK |
Beer | 1090 ISK |
Hot dog | 750 ISK |
Caffe Latte | 600 ISK |
croissant | 450 ISK |
Tips
✔️アイスランドのレストランは高い!
✔️節約派はカフェ利用程度がおすすめ
アイスランドのお土産はかなりデザイン性が高く、種類も豊富!見れば見るほど欲しくなってしまうのですが、1点1点がなかなかのお値段なので、旅先で必ず購入する物だけ厳選して購入しました。写真のマグネットは2100 ISK(2400円)、子供向けの絵本は大体5000円〜1万円ほど。今回は購入しませんでしたが、アイスランドTシャツやキャップ、マグカップなども普段使いしたくなるようなオシャレさ!我が家は自宅用に、絵本2冊、地図、ティータオル、栓抜き、マグネットを購入しました。(他に、アイスランド名物の干し鱈や即席ラムスープなどの加工食品も購入しましたが、どちらもかなりクセのある臭い…。)
Tips
✔️アイスランド土産は高いが、デザインセンス抜群!
✔️子供用の絵本は5000円〜1万円ほど
✔️マグネットは2400円前後
✔️アイスランド名物の加工食品はクセ強め
今回のアイスランド旅行費用の70%以上を占めていたレンタカー代。アイスランドは他の国に比べてレンタカーや宿の数が限られるので、特にハイシーズンの夏休みは早めの予約が肝心!
旅先での食事を旅の醍醐味と感じる方も多いハズ。我が家も普段は旅行先のローカルレストランに行くのを楽しみにしていますが、アイスランドではキャンピングカーでの自炊を満喫しました。自炊なら、価格を気にせずにアイスランド産の食材をたっぷり楽しめるので、とてもおすすめです!
絶景の宝庫のアイスランドでは、運転しているだけでも見たことの無い素晴らしい景色に出会えます。滝や渓谷、フィヨルド、間欠泉、氷河の他、無料の温泉もあり、お金をかけなくても絶景アクティビティーを存分に楽しむことができます。
いかがでしたか?今回は、夏のアイスランド家族旅行で実際にかかった費用と、旅費を抑えるための節約のコツを紹介しました。物価が高く、旅費の高くなりがちなアイスランドですが、早めに計画すればかなり旅費を抑えることが可能です。是非参考にしてみてくださいね。