こんにちは、とらママです。イギリスは春から夏にかけて、色とりどりの花が咲き乱れる大好きなシーズン。また、イギリスの古い街並みには花がよく似合うのでカメラのシャッターが止まりません。
イギリスでは夏にどんな花が咲く?
おすすめの時期はいつ?
絶景スポットはどこ?
今回はイギリスの初夏~夏の花が見れる「絶景スポット」をご紹介します。
イギリスの花といえばバラ。バラはイギリスの国花であるため、イギリス中の多くの人々に愛されている特別な存在。イギリス人の嗜み、ガーデニングにも欠かせない人気の花です。バラのベストシーズンは6月~7月。5月頃から咲き始め11月頃まで咲いている品種もあるので日本に比べて長く鑑賞できます。
ロンドンで最も有名なバラ園は、リージェンツ・パーク内にある「クィーン・メアリーズ・ローズ・ガーデンズ」。王立公園のため手入れが行き届いていて、とても素晴らしく見応えがあります。ロンドンに来たら絶対に外せない名所の一つ。バラは種類によって開花のタイミングが異なるので、シーズン中は何回行っても楽しめます。芝生も綺麗で、お昼寝やピクニックも楽しんでいる人も。
クィーン・メアリーズ・ローズ・ガーデンズ
住所:Chester Rd, London NW1 4NR
HP:royalparks.org.uk
\おすすめ時期/
6月~7月
日本で古くから親しまれているいツツジ。アジアに広く分布している花で、日本では街路樹や公園などで良く見かけますが、イギリスでも美しいツツジを見ることができます。ツツジは桜が終わるころから咲き始め、4月下旬~5月上旬がベストシーズン。
ロンドンでツツジを見るのに最適な場所は、王立公園リッチモンド・パーク内にある庭園「イザベラ・プランテーション」。日本から輸入された様々な種類のツツジを、手入れの行き届いた、素晴らしいイギリスの庭園の中で鑑賞することができます。また、こちらの庭園は、イギリスの春の花、ブルーベルが見れるスポットの一つ。
イザベラ・プランテーション
住所:Richmond Park, Richmond TW10 5HS
HP:royalparks.org.uk
\おすすめ時期/
4月下旬~5月
イギリスでも5月に見頃を迎える藤。日本では藤棚や藤トンネルが主流ですが、イギリスでは建物の壁や、軒先のつる棚に這わせて藤を育てます。
映画で有名なノッティングヒルの裏通り「ベッドフォードガーデンズ」に、藤で有名な素敵なお家があります。ピンク色のドアとパープルの色のコントラストがとってもラブリー。ロンドンでは、藤のシーズンになると住宅街をお散歩しているだけで見事な藤が鑑賞できます。
\おすすめ時期/
5月~6月
日本の梅雨時期に咲く花といえばアジサイ。アジサイは日本の固有品種ですが、18世紀に「東洋のバラ」としてヨーロッパに渡り、品種改良され、「ハイドレンジア(西洋アジサイ)」となりました。今ではイギリスの一般のガーデニングでも人気の花で街中でもよく見かけます。イギリスのアジサイの見頃時期は6~8月。夏場の気温が低いイギリスでは、日本よりも長くアジサイを楽しむことができます。
ロンドンで一番のアジサイの名所といえば「V&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館」。中庭の中心には大きなプールがあり、端の建物に沿ってアジサイが植えられています。イギリスのアジサイは、雨が似合う日本の控えめなアジサイとは異なり、華やかで主張が強めな印象。アジサイの花びらは土壌によって色が変化しますが、イギリスではピンク色に染まることが多いようです。
ヴィクトリア&アルバート博物館
住所:Cromwell Rd, London SW7 2RL
HP:vam.ac.uk
\おすすめ時期/
6月~8月
ラベンダー畑はイギリスの夏に訪れるべき場所の一つ。一面のラベンダー色と、リラックス効果のある華やかな香りに目も心も癒されるでしょう。「ハーブの女王」ともいわれるラベンダーはヨーロッパでは古くから栽培され、ハーブティーや食用、薬、美容、香水、鑑賞用などに幅広く利用されています。ラベンダーの花は6月頃から咲き始め、7月頃にピークを迎えます。
ロンドン近郊で一番人気のラベンダー畑は「メイフィールド・ラベンダー・ファーム」。ラベンダー畑の中にはイギリスらしい写真スポットがたくさんあり、カフェやギフトショップもあるのでここで半日過ごすことができます。ロンドンから車で1時間、電車やバスのアクセスも良いのでシーズン中の週末はとても賑わっています。ラベンダー畑は毎年6月中旬頃にオープン。
メイフィールド・ラベンダー・ファーム
住所:1 Carshalton Rd, Banstead SM7 3JA
HP:mayfieldlavender.com
\おすすめ時期/
6月下旬~7月
金鎖(キングサリ・別名キバナフジ)はヨーロッパ原産の落葉樹。花が咲く姿が黄金色の鎖に見えることから名付けられました。別名、黄花藤(キバナフジ)とも呼ばれますが、藤ではなく豆の仲間。美しく甘い香りがしますが、有毒植物として知られています。5月~6月の満開時には鮮やかな黄色の花がいくつも垂れ下がりその姿は圧巻です。
ロンドンでキングサリの黄色のアーチが見れるのは、リッチモンドの王立植物園キュー・ガーデンズ内にある宮殿「キュー・パレス」の裏庭です。子どもの遊び場チルドレンズ・ガーデンズやカフェからも近いので、子連れで鑑賞を楽しむのにおすすめの場所。
キュー・パレス
住所:Royal Botanic Gardens, Richmond TW9 3AE
HP:kew.org
\おすすめ時期/
5月~6月
夏の花といえばヒマワリ。夏のお日様が大好きなひまわりですが、雨が多いイギリスでも元気に咲いているヒマワリを見ることができます。ヒマワリは北アメリカの一年草で、背の高い茎に太陽のような大輪を付けますが、品種によっては高さ10cmほどのプランター向きのものも。イギリスでは、8月頃に見頃を迎えます。
ロンドン近郊でヒマワリ畑に行くなら、ラベンダー畑で有名な「ヒッチン・ラベンダー」がおすすめ。ロンドンから車で1時間、電車やバスだと1時間半程で到着します。ラベンダーが終わる8月頃にはヒマワリとラベンダーの両方を贅沢に楽しむこともできちゃいます!ヒッチンラベンダーは毎年6月中旬頃にオープン。
ヒッチン・ラベンダー
住所:Cadwell farm, Arlesey Rd, Ickleford, Hitchin SG5 3UA
HP:hitchinlavender.com
\おすすめ時期/
8月
いかがでしたか?今回イギリスの初夏~夏の花が見れる「絶景スポット」をご紹介しました。季節の花を見に行くことはイギリスでしかできないことの一つ。日本の風景とはまた違った、イギリスらしい素朴な庭園や街並みの中で季節の花を愛でてみては?