早朝4時集合で王家の谷気球ツアーへ。別のツアー客と車を乗り合わせて、フェリー乗り場へ。フェリーで東岸から西側へ渡り、そこから車で気球乗り場へ向かいます。ゴウゴウと音を立てて膨らむ気球によじ登り、すーっとあっとゆう間に上空へ。ゆっくりと王家の谷の上を飛行し、気球から眺める日の出はため息が出る程素晴らしい。
上空から見ると、まだまだ発掘されていない砂を被った遺跡のような山が無数に見え、次は一体どんな発見があるのかと、期待で胸が高まりました。飛行時間は40分程。離着陸は意外と揺れずとてもスムーズでした。
残念ながら6歳未満は参加不可。私たちが気球に乗っている間、3歳の息子はトラックでスタッフと待機。心配で見守っていましたが、息子は一度も泣くことなく割と楽しく過ごしていた様子。エジプト人がとてもフレンドリーで助かりました。
POINT
✔クルーズ船到着後、朝食を食べて荷物をまとめてチェックアウト
✔最終日は昼食無しなので、船で軽食・飲み物をテイクアウトすること!
気球ツアー後は船に戻って朝食を食べ、クルーズ船をチェックアウト。荷物をまとめてガイドの車でルクソール西岸にある王家の谷へ向かいます。
王家の谷は64基の墓があり、通常のチケットでは3つの墓の見学が可能。駐車場から墓の入り口まではバギーで移動。
墓によってデザインや大きさが異なりますが、整備されていて歩きやすい。
貴金属は盗掘されミイラは博物館にありますが、壁画に残る色鮮やかなレリーフを鑑賞するだけでもかなり見応えあり。最も状態が良いとされるツタンカーメン、セティ1世、ラメセス6世の墓は別料金。
POINT
✔今回のツアーに王妃の谷は含まれていないので、余裕があれば翌日個人で見学がおすすめ!
次は、王家の谷の裏側にあるハトシェプスト女王葬祭殿へ。ハトシェプスト女王は古代エジプトでは珍しい女性の王。彼女は現在の東アフリカの国と積極的に交易をしており、その功績をレリーフに残しました。
王家の谷に一番最初に埋葬された墓はハトシェプスト女王の父トトメス1世で、その建築を指示したのはハトシェプスト女王という説も。数々の偉業を成し遂げた女王ですが、当時は男性に王位継承権があったため、女性であった彼女の顔や名前のレリーフは全て削り取られ歴史から消されています。
次は、フェリーで東岸に渡り、歩いてルクソール神殿へ。ルクソール神殿の前にあるオベリスク。2基の内1基は現在パリのコンコルド広場にあり、1年前に我が家がちょうどその辺りを旅行していたのが感慨深い。
ルクソール神殿はカルナック神殿の付随神殿として建設され、約3km続くスフィンクス参道によって繋がっています。
次は、車でカルナック神殿へ。この神殿はエジプト最大規模で、その広さはなんと100ヘクタール以上。紀元前4000年頃から2000年以上の長い間聖地だったため古い建物の周りに次々に新しい建物が建つ巨大な集合建築になっています。
中でも134本の柱が並ぶ大列柱室の規模の大きさには圧倒されますが、当時はさらに屋根や門まであったようです。今でも建物の一部に色が残っていて当時の繁栄が伺えます。
カルナック神殿最大のアメン大神殿は太陽神に捧げられた神殿で、毎年、王と太陽神の繋がりを祝うための盛大なお祭りが開催され、一部の人が神殿に入ることを許されました。
ガイドの車でこの日滞在するホテルに向かい、ツアー終了。ルクソールのおすすめホテルは別記事で紹介しています。
今回はプライベートツアーだったので、3歳の子連れでも周りにあまり気を使うことなく、とても楽でした。トリップアドバイザーから予約しましたが、ツアー会社によって日程や滞在時間が異なるので、事前に細かく詳細を確認しましょう。※神殿等の入場料、クルーズ船の飲み物、チップは別途
■詳細情報
ツアー名:3 Nights Cruise Aswan to Luxor including Abu Simbel, Nubian Village&Air Balloon
ツアー会社:Egypt Gift Tours
料金:$550~
URL:tripadvisor.com
いかがでしたか?今回は“一度は行ってみたい”憧れのナイル川豪華クルーズツアーをご紹介しました。「子連れでエジプトは大変そう」と諦める方もいますが、クルーズツアーなら、ガイド、移動、食事、宿泊がすべて含まれているのでとっても楽ちんですよ!