【エジプト】王妃の谷・ネフェルタリ”最も美しい墓”｜ルクソール観光おすすめ
こんにちは、とらママです。今年の冬休みは家族で古代エジプト遺跡巡りに行ってきました。ナイル川クルーズツアー最終日に、ルクソールの王家の谷や神殿を巡った後は、ルクソール西岸に泊まり、「王妃の谷」を訪れました。今回、私が楽しみにしていた場所のひとつです。
今回は、ルクソールに行くなら外せない、エジプトで最も美しい「王妃ネフェルタリの墓」についてご紹介します。
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①王妃の谷とは
エジプト・ルクソール西岸、王家の谷にほど近い場所にある王妃の谷には、古代エジプトの王ファラオと共に生きた王妃や子ども達、そして王家の人々が埋葬されています。現在発掘されているのは90基以上の墓で、現在はその一部が公開されています。最も有名なのが、ラメセス2世の妻の一人であるネフェルタリの墓。エジプトで最も美しい王妃の墓と呼ばれています。
②最愛の王妃ネフェルタリ
ネフェルタリとは古代エジプトの偉大な王ラメセス2世の最愛の妻。
ラメセス2世とは古代エジプト新王国時代第19王朝のファラオ。90歳頃まで生き、彼の治世は60年以上。その長い治世の間に各地に巨大な建造物を残し建築王としても知られています。様々な偉業を成し遂げたラメセス2世は古代エジプトで唯一の大王と呼ばれています。また、ラメセス2世は100人以上の子どもを持ち、ネフェルタリとの間には7人の子どもがいました。
王が王妃に捧げたアブシンベル小神殿
ラメセス2世の最も有名な建造物はアスワンにあるアブシンベル神殿で、その隣にはネフェルタリに捧げられたアブシンベル小神殿があります。その神殿ではラメセス2世とネフェルタリが同じ大きさで描かれており、ネフェルタリの存在の重要性が分かります。
ラメセス2世が敵と戦うシーンのレリーフでは、ネフェルタリが遠くから見守っているように描かれています。
③ネフェルタリの墓の内部
いよいよ墓の内部へ。ルクソールの旅で一番楽しみにしていた場所なので胸が高鳴ります。ネフェルタリの墓は全面に美しい装飾が施され、天井には満天の星が広がっています。とにかく凄い！
ネフェルタリが神に捧げものをするシーンでは、牛の毛並みが分かるくらい繊細でした。
墓の中には「死者の書」に基づいた儀式の様子が描かれており、死後に魂が無事に楽園に辿りつけるように記されています。墓の奥に進むにつれて、ネフェルタリが愛と美の女神ハトホル神と結びつき、神格化していきます。
壁画の塗装はすべて当時の色のまま残っており、その美しすぎる壁画に時間を忘れてつい惹きこまれてしまいました。鮮やかで鮮明な壁画は間近で見ても、3000年以上も前に作られたなんて信じられません。この墓を見た後は、もう他の墓へは入らなくても良いくらい大満足でした。
その他見学可能な墓
こちらはラメセス3世の息子1 人であるアメンヘルケプシェフの墓。綺麗な色付きの壁画が残っていますが、ガラスで保護されているので、ネフェルタリの墓のように間近で鑑賞することはできませんでした。
④入場料
ネフェルタリの墓には入場料の50EGPとは別に、追加料金1400EGPが必要です。他に比べると高いですが、ルクソールを訪れるならネフェルタリの墓は必見です。王妃の谷には90基ほどの墓が発見されていますが、現在公開されているのは４つ。
入場料
大人 50EGP
ネフェルタリの墓：追加1400EGP(約6,500円)
⑤おすすめ時間帯
早朝がおすすめ
ネフェルタリの墓を訪れる際は朝一で行くことをおすすめします。ネフェルタリのお墓は狭く、崩れやすい石灰岩でできています。その為、１日の入場人数が制限され、墓の内部の滞在時間は10分間と決まっています。
我が家が平日朝8時に訪れた際、他に観光客がおらず、特別に30分も滞在できました！また門番から「ここがベストスポットだよ～」と立ち入り禁止エリアの入室も許可され、さらにはあらゆる角度から家族写真も沢山撮ってくれました。
もちろんバクシーシ（チップ）は要求されますが、払う価値ありです！
⑥アクセス
ルクソール市内から王妃の谷までは車で15～30分程。料金は交渉次第。一日観光するならチャーターが便利。
我が家は道で出会ったタクシードライバーに交渉。彼が見せてくれた「今までのお客さんに書いてもらった」という手書きレビューノートには日本語のレビューもいくつか。信頼できそうだったのでお願いしました。
王妃の谷
住所：Valley of the Queens, , Luxor エジプト
アクセス：ルクソール市内からタクシーで15～30分
営業時間：6:00-17:00
– エジプトで最も美しい王妃の墓
いかがでしたか？今回はエジプトで最も美しい「王妃ネフェルタリの墓」をご紹介しました。古代エジプトに作られた墓ですが、未だに美しく鮮やかな色が残っているのに感動しました。エジプト・ルクソールを訪れたら外せない場所の一つです。
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とらママ
ドバイ在住・元アパレル勤務のブロガー。 2019年に結婚・出産。１児のママ。 2020年に家族でロンドンへ移り、2021年からドバイ駐在中。 趣味は旅行、アウトドア、お菓子・パン作り。
