こんにちは、ドバイ在住とらママです。
ヨルダンの「ペトラ遺跡」や「ワディラム」を観光するならレンタカーでの移動が最適です。首都アンマン空港からペトラ遺跡への公共交通機関は1日にたった一本しかないバスのみ。レンタカーやタクシーのチャーターも可能ですが、時間やルートに囚われず、自由にドライブを楽しみたい方にはレンタカーがおすすめです。
今回は、ヨルダンの交通ルールや道路事情、レンタカーの注意点と運転時の持ち物についてご紹介します。
ヨルダンでは国際運転免許証又は英語表記の免許証があれば日本人でも運転することができます。ナビはGoogleマップが使えるので、空港でSIMカードをレンタルしてスマホにナビをセットしましょう。車にスマホを固定できるスタンドがあると便利。
子連れならチャイルドシートの持参を。以前、ジョージア旅行の際に、レンタカー会社の手配ミスで大幅なタイムロスに。旅行中の貴重な時間を無駄には出来ないので、持参した方が安心です。
運転前の準備と持ち物
✔国際運転免許証
✔SIMフリーのスマホ
✔SIMカードレンタル
✔車用スマホホルダー
✔チャイルドシート
✔サングラス、長袖シャツ(日除け)
✔眠気覚ましの飴、ガム
✔お気に入りのプレイリスト
ヨルダンは日本と逆の左ハンドル、右車線です。間違えないように気を付けましょう。
ヨルダンのアンマン空港~ペトラ、ワディラム方面は交通量が少なく、道幅も広いため比較的運転しやすいです。ただし、日本とは異なる交通ルールに気を付けて。
ヨルダンの道路は信号が少なく、その代わりに「ラウンドアバウト Roundabout(環状交差点)」があります。ぐるぐると回る円形の交差点で、信号が無くても安全に進行方向を変えられる画期的な仕組み。反時計回りの一方通行で、ラウンドアバウト内で通行している車と、左側の車が優先です。
減速帯ハンプとは、交通安全対策のために、道路の路面に設けられた凸状の部分のこと。車両の速度を落とし、歩行者の安全を守ることが狙いです。特に住宅エリアにハンプが多く、うっかり同じ速度のまま踏んでしまうと結構なダメージをくらいます。標識を見つけたら減速しましょう。
ヨルダンは日本と同じようにkm表示の速度制限があります。ヨルダンにも速度違反を取り締まるカメラが設置されていますが、その多くは首都のアンマンにあるよう。アンマン空港~ペトラやワディラム方面はカメラのようなものは見当たりませんでした。
道路標識はイラストなのでアラビア語が書かれていても簡単に認識できるはず。
MEMO
ヨルダン旅行前、ドバイ在住のヨルダン人の知人から、「ヨルダン人は交通ルールを守らないからヨルダンで運転するのは疲れる」と聞いていましたが、実際は、特に危ない運転の車はありませんでした。もしかすると、首都のアンマンは難しいのかも。
ペトラ~ワディラムに向かう途中、一部車線が消えている個所がありました。しかし、ヨルダンの郊外は道幅が広く、交通量も少ないので特に危険なシーンはありませんでした。
高速道路にはガソリンスタンドがいくつもあるので安心してください。カード払いも可能。中東=石油のイメージが強いですが、ヨルダンは天然資源に恵まれておらず石油価格は安くはありません。ガソリンスタンドにはコンビニやトイレが併設している場合が多いので、休憩にどうぞ。
アンマン空港内にはレンタカー大手が数社並んでいます。我が家は馴染みのある「ヨーロッパカーEuropcar」でレンタルしましたが、「アビス AVIS」の方が価格が安く人気のよう。
Europcarで事前にネット予約していた車がなく、当日はワンランク上の車を貸してくれました。日本では見た事のない中国車「ギーリーGEELY」のOkavangoというSUVでしたが、車内は広く、高級感のある革張りのシートは座り心地抜群。天井がフルオープン出来たおかげで長時間ドライブも盛り上がりました。
海外のレンタカー会社は日本と違って結構適当。ちゃんと事前予約しているのに、指定の物が無いのは結構当たり前。車体の傷や汚れなども事前に写真に撮るなどして、証拠を残しておきましょう。
いかがでしたか?今回は、ヨルダンの交通ルールや道路事情、レンタカーの注意点と運転時の持ち物についてご紹介しました。ヨルダンのペトラ~ワディラム方面は比較的運転しやすく安全です。世界遺産を巡りながら自由気ままに絶景ドライブを堪能してみては。