こんにちは、とらママです。イギリス・ロンドンでの初めての海外生活にも慣れてきても、買い物にはまだまだ苦労しています。特に難しいのがお肉屋さん。ただでさえ種類が多いのに、それが英語になるとさらに混乱してしまいます。
イギリスの牛肉の部位の名称は?
牛肉の美味しい食べ方は?
今回は、イギリスのスーパーやブッチャー(肉屋)での牛肉の部位の名称と、おすすめの食べ方をご紹介します。
牛肉の部位はお店によって表記が異なる場合があるので、海外生活初心者には結構難しいです。聞き慣れない名前もありますが、自分の好きな部位から少しずつ覚えましょう。
ヒレは牛肉の中で最も柔らかく、脂身が少ない赤身肉で、上品な味が特徴。 一頭の牛でヒレの占める割合はおよそ3%の希少部位で、さらにその真ん中はヒレの中でも高額なシャトーブリアン。
イギリスのスーパーで買う場合は、より大きい物を選ぶと柔らかい可能性が高め。
HOW TO EAT
✔ステーキ、ローストビーフなどに最適
✔ヒレは焼きすぎるとパサつくので、要注意!ミディアムレアがおすすめ
サーロインは、赤身肉の中に適度に脂が入り込み、凝縮した味わいとのジューシーさも併せ持つ良いとこどりの高級部位。背中の中央部辺りにあります。筋が無いので厚切りステーキにすると絶品!
HOW TO EAT
✔筋が無いので厚切りステーキにすると絶品!
✔タタキやローストビーフなど、どんな焼き方でも美味い優秀部位
リブロースは、きめが細かく、柔らかく、上品な甘い風味があります。ロースの中でも最も厚みがあり、霜降りになりやすいため、見た目もとても美しいです。ろっ骨の背部の肉で、肩ロースとサーロインの間にあります。 身体の中でもあまり動かさない部分です。ForeよりWingが上等。
HOW TO EAT
✔筋があるので厚切りよりも薄切りがおすすめ
✔しゃぶしゃぶ、すき焼きにすると、とろける美味しさ!
肉質が柔らかく上等な部位。間に太い脂があるのが特徴。リブロースの芯の部分だけををリブアイと呼びます。イギリスではステーキで食べることが多いです。真ん中に大きい脂があるので気になる方は取り除いて。
HOW TO EAT
✔ステーキやローストビーフにおすすめ
✔質が柔らかく上等な部位
ブリスケは前股の内側にある肩ばら肉のこと。お肉の味は濃いですが、肉質が硬めなのでじっくり低温調理か、煮込みにおすすめ。
場所によって硬さが異なるので、肉の目が細かい物を選んだほうが柔らかい可能性が高いです。
HOW TO EAT
✔低温調理か煮込みにおすすめ
✔味は濃いが肉質が硬め
ショートリブは、バラ肉の中でもサシが最もよく入る部位の一つです。 霜降りが綺麗に入るので、日本では上カルビや骨付きカルビなど焼肉用として使われることの多い部位です。低温オーブンでじっくり焼くとほろほろと感動の美味しさ。
HOW TO EAT
✔焼肉やサイコロステーキに
✔低温オーブンでじっくり焼くと絶品
焼肉の定番ハラミ。食感は硬すぎず食べやすいやわらかさがあり、ジューシーな旨みがあるので我が家も大好きな部位。ステーキにしても美味しい!
見た目は赤身肉ですが、横隔膜の上部で臓器に接しているためは内臓類に分類されています。英語とフランス語で表記が異なるので少し難しい。
HOW TO EAT
✔焼肉やステーキにおすすめ
✔漬けだれでさらにジューシーに
ランプは腰からお尻にかけての大きな赤身の部位。あっさりとした脂と濃厚な赤身の味が楽しめます。クセがなく上品な味わいで、肉のキメが細かく柔らかいのが特徴。
比較的手頃な価格なので人気の部位です。ステーキや炒め物におすすめ。
HOW TO EAT
✔ステーキや炒め物に
✔クセがなく柔らかい人気の赤身肉
内モモ肉は、脂肪分が少なくヘルシーで女性にはおすすめの部位。赤身で柔らかく濃厚な味があるのが特徴です。
焼肉、ステーキ、ローストビーフ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、カレー、煮込みなど万能の部位です。
HOW TO EAT
✔脂肪分が少なく柔らかい赤身肉
✔焼肉、ステーキ、ローストビーフ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、カレー、煮込みなど万能部位
外モモは後ろ股の外側の部分で、脂肪が少ない赤身肉の部位です。 きめはやや粗く、内モモよりもすこしかための肉質ですが、肉の濃厚な味を味わえる部分です。
日本では、薄くスライスしてしゃぶしゃぶやすき焼、炒め物に使われることが多いです。カレーやシチューに使うと少しパサ付きます。
HOW TO EAT
✔薄くスライスしてしゃぶしゃぶやすき焼、炒め物に。
✔脂肪が少ない赤身肉の部位
牛スネは運動量が多い部分のため脂肪が少なく筋が多い部位。じっくり煮込むと柔らかくトロトロになるので、ビーフシチューやカレーなどにおすすめ。長時間煮るとうま味成分もたっぷり出るので、だしを取るのにも最適。
HOW TO EAT
✔弱火でじっくり煮込むとトロトロ
✔スープやシチュー、カレーなどに
焼肉屋さんでは必ず注文する程大好きなタン。ロンドンの日系焼肉屋さんで食べると高級なので、自宅で捌いている方もちらほら。イギリスのスーパーではなかなか美味しいタンが見つけられませんが、お肉屋さんでは丸ごと一本のタンがお得に購入できます。上タンは塩やレモンで、タン先はシチューにすると絶品ですよ。
ヘルシーな印象がありますが、意外とカロリーは高めなので要注意。
HOW TO EAT
✔美味しいタンはお肉屋さんで手に入れよう
✔焼肉やタンシチューに
イギリスのスーパーでも見かける「Wagyu」。調べてみると日本の「和牛」とは異なるようです。
「Wagyu」の違い
日本:和牛(父)×和牛(母)→和牛
海外:和牛(父)×その他の牛→Wagyu
一度イギリス牛と「Wagyu」を食べ比べましたが、「Wagyu」の方がイギリス牛に比べて獣臭が少なく食べやすい!お値段は高めですが、焼肉などシンプルに味わうなら「Wagyu」がおすすめ。
MEMO
✔「Wagyu」は高級ですが、臭みが少なくて日本人好み!
我が家の行きつけのお肉屋さんはこちら。焼肉レストランが隣接しているだけあり、薄切り肉の種類が豊富。ブロック肉、冷凍肉、味付け肉など何を買っても美味しいです。事前に連絡すればブロックの牛タンも購入できるそう。
野菜や魚も売られており、塩サバもよく買います。
■詳細
住所:73 High St, New Malden KT3 4BT
時間:9:00~20:00
MEMO
✔駐車場が少ないのでご注意を!我が家は一度駐禁を切られました。
■詳細
住所:24 North end road, Golders Green
NW11 7PT
時間:9:00~19:00(日は10:00~19:00)
MEMO
✔Golders Green店は最近オープンした2号店で店内はとても清潔感があります。店舗によって品揃えが少し異なります。
いかがでしたか?今回はイギリスのスーパーやブッチャー(お肉屋さん)での牛肉の英語の名称と、おすすめの食べ方をご紹介しました。イギリスでのお買い物や生活が楽しくなりますように。