こんにちは、とらママです。ヨルダンの砂漠「ワディラム」は自然に形成された壮大な景観が「月の谷」とも呼ばれ、映画「アラビアのロレンス」を始め、「スターウォーズ」や「オデッセイ」など数々の映画のロケ地として有名。また、１万２千年前から人々がこの地で暮らしていた跡がいくつか残っており、”世界複合遺産”に登録されています。

そんな「ワディラム」の保護区内では、砂漠の民ベドウィン人のガイドと一緒にトラックに乗って砂漠中を駆け巡ったり、満天の星空を見ながらキャンプができるんです。

今回は、ヨルダンの世界遺産「ワディラム」砂漠キャンプ1泊2日ツアーのモデルプランをご紹介します。

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– 1日目

【10:00】ワディラム・ヴィレッジ集合・ツアー開始

ワディラム・ヴィレッジ内のホテル・ツアー会社のオフィスに集合して、事前に支払いを済ませます。今回のツアーは、Booking.comやトリップアドバイザーで高評価の「Rum Stars Camp」にて予約・参加しました。

ワディラムは自然保護区のためツアー又は宿泊客のみ立ち入りが可能。尚、ワディラム・ヴィレッジに入る前には、事前にワディラム・ビジターセンターにて入場料を払う必要があります。

いよいよツアー開始。ガイドはアラブの砂漠の民と呼ばれる「ベドウィン人」。トラック１台に６人前後が相乗りして、砂漠内の見所を駆け巡ります。

POINT
✔ワディ・ラム保護区内は別途入場料が必要
✔入場料：大人5JD(約￥960)、レンタカー35JD(￥6,700)
✔支払いは現金のみ

■Rum Stars camp
住所：Rum Stars Camp, Wadi Rum Village, ヨルダン
HP：rumstars.com

【10:30】ローレンスの泉

まず最初に立ち寄るのが「ローレンスの泉 Lawrence’s Spring」。オスマン帝国に対するアラブ人の反乱で活躍した、映画「アラビアのロレンス」で有名なイギリスの軍人「トーマス・エドワード・ロレンス」にちなんで付けられました。

ローレンスの岩からは天然の湧水が出ており、ベドウィン人の重要な水源として守られています。

ツアーではその貴重な泉を目指して岩を登りますが、ハイキングコースはあまり整備されておらず、大きい岩をよじ登りながら進むため、子連れや初心者にはハード。時間通りに帰って来れないと悟った我が家は、途中の見晴らしの良い岩の上で一息ついてから引き返しました。ツアーは自由参加の為、張り切りすぎないように注意。

■Lawrence’s Spring

【11:30】アル・ラマルの赤い砂丘

続いて向かうのは「アル・ラマルの赤い砂丘 Al Ramal Red Sand Dune」。広大な砂丘を登ったあとは、地上まで一気に駆け下ります。赤く美しい砂丘は子どもも大人も大興奮。

砂丘を登った先に見えるのは息を呑むような素晴らしい絶景。今まで見て来た砂漠の風景を通り越して、まるで地球から月の世界にワープしたような気分です。砂を登るのはかなり労力が必要ですが、岩から上に登っていくと意外と子連れでも平気です。

■Al Ramal Red Sand Dune

【12:00】カザリ渓谷

続いて向かうのは「カザリ渓谷」。ここにそびえる岩壁には古代の碑文や岩窟壁画が残されています。自然に出来た巨大な岩の亀裂は日中でもひんやりと涼しく、砂漠の中でも雨水が貯まります。約1000年前に旅をしていたアラブ商人とナバテア人は砂漠の灼熱から身を守るためにここで休んだそう。

この渓谷にはいくつかの碑文や壁画が見られます。ラクダやヤギなどの動物の彫刻の上には名前が刻まれていたり、女性が出産しているシーンまで。さらには、象やライオンの絵も刻まれていますが、エジプトからペトラ経由でダマスカスまで移動した貿易商人と一緒に旅したそう。過酷な砂漠で古代の人々がどのように暮らしていたのか想像してみると面白いですね。

■Khazali Canyon

【13:00】リトル・ブリッジ

続いて向かうのが「リトルブリッジ Little Bridge」。ワディラム内には３つの有名なアーチがありますが、リトルブリッジが一番小さく、子どもでも簡単に登ることができます。疲れた息子はトラックに残ったまま、ガイドと2人でお留守番。

ここは人気の写真スポットで、みんなそれぞれユニークなポーズを披露。同じトラックに乗って一緒にツアーをした台湾人のヨガインストラクターのポーズはお見事！

■Little Bridge