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【海外赴任】赤ちゃんの予防接種「ワクチン・常備薬」 |イギリス渡航前にするべきこと5つ|ロンドン駐妻

こんにちは。ロンドンへ駐在準備中のとらママです。フライトまで2週間を切りました。

初めての海外赴任。ただでさえ分からないことだらけなのに、赤ちゃん連れで異国の地へ引っ越すのはとっても不安ですよね。

我が家は息子が1歳1ヵ月月で渡英します。今回は、イギリス在住の方やかかりつけ医に相談しながら事前に準備したものをご紹介します。


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①赤ちゃんの予防接種


できるだけ早く接種を始めよう

赤ちゃんは免疫が未発達。免疫力をつけるためには生後2か月から予防接種を始めるのがおすすめです。早くから病気を予防できるだけでなく、スケジュールにも余裕がでてきます。


渡航後の接種も可能

渡航のタイミングと合わずに、どうしても全て受けられない場合もありますよね。安心してください。イギリスでは、NHS(国民医療サービス)があり、渡航後に登録すれば、無料で予防接種を受けることが可能です。

NHS(国民保険サービス)



– イギリスで近年増加の髄膜炎

日本では馴染みのない「髄膜炎」ですが、アフリカを中心に世界的に広がっています。近年イギリスでも増加傾向のため予防接種が推奨されています。

髄膜炎についてはこちらの記事もおすすめ。


髄膜炎とは

髄膜炎は脳の周りを覆っている髄膜に炎症がおこる病気です。髄膜炎の原因は、細菌やウイルス、結核、真菌(カビ)などの病原体が侵入する感染症が主です。また、髄膜炎には、感染症によるものだけではなく、自分の免疫の作用で自己抗体を作成し、自己抗体が脳に炎症を引き起こす自己免疫性脳炎があります。

宇多野病院

英国の髄膜炎接種推奨スケジュール

髄膜炎菌C 1回目/1歳
髄膜炎菌B 1回目/2ヵ月、2回目/4ヵ月、3回目/1歳

ロンドン医療センター|予防接種スケジュール


近い将来日本でも推奨されるかも

日本でも国際化に伴い、国外から髄膜炎菌が持ち込まれる可能性は年々高まっています。近い将来、髄膜炎の予防接種もスケジュールに追加されるかもしれませんね。



②予防接種証明書の英訳


幼稚園や小学校に入る前の証明書

イギリスでは、幼稚園や小学校に入る前に、「予防接種の証明書」が必要になる場合があります。また、ヘルスビジターの母子観察の際にも、これがあった方がスムーズなようです。



イギリスの保健師「ヘルスビジター」

ヘルスビジターとは日本の保健師のような母子支援制度で、希望すれば8 週、12 週、16 週、1 歳、2 歳の時に自宅に母子観察に来てくれます。


予防接種証明書の取得方法

かかりつけ医に依頼したところすぐに対応してくれました。自治体でも受けているようですが、私の住んでいる市では保健センターで受けたBCGしか翻訳出来ず1ヵ月程かかりました。場所によっては異なるのでお早めのご準備を。

料金:5,500円前後
作成日数:3日~1ヵ月



③【英語版】母子健康手帳

母子の健康の記録

母子健康手帳は、妊娠中の健康状態を記録するほか、出産後に赤ちゃんの健康状態を記録するための手帳で、乳幼児健診や予防接種でも使用します。

教材詳細 公益財団法人母子衛生研究会 有料教材販売
本の楽良まんてん堂


英語/日本語母子健康手帳
サイズ:A5判 78頁(2020年4月発行)
価格:880円


指差し対話集も掲載

厚生労働省令に基づく母子健康手帳の記録のページを、外国語と日本語の2か国語。予防接種記録ページや、巻末には産科・小児科受診時に便利な「指差し対話集」も載っているので現地の病院に行く際に便利。

ご購入はこちら



④一家に一冊。家庭の医学

ケガや病気はいつも病院任せで、医学には無知の方も多いはず。ネットで簡単に調べられる時代ですが、情報が多すぎて何を信じれば良いのか困っていませんか?そんな方にはこちらがおススメ。

これに頼らないのが一番ですが、すぐに病院に行けないこともあるので、我が家はお守り代わりに購入しました。

家庭の医学(主婦の友社)
価格:4,180円


超ロングセラーを全面改訂。最新版『家庭の医学』

超ロングセラーを全面改訂。文字が大きくなり1200の病気の最新情報と漢方・ツボなど家庭療法を徹底解説。人体図付録つき

101年めを迎える主婦の友社が満を持して送る最新版『家庭の医学』。7年ぶりの改訂のポイントは中高年世代に役立つ、読みごたえのある1冊。大判(B5判=週刊誌大)の判型を生かして文字をひとまわり大きく、気になる病気や症状の最新情報を追加して110ページもボリュームアップしています。

家庭の医学(主婦の友社)


⑤渡航前に必要な薬をもらう

初めての子育てで、ただでさえ何を用意すれば良いのか分からない人も多いはず。1歳の息子は今までケガや病気をしたことはありませんが、かかりつけ医に相談して薬を処方してもらいました。


処方してもらった薬

①血行促進・皮膚保湿剤

「ヘパリン類似物質 油性クリーム 0.3%」・・・血行を良くし、痛みや腫れ、炎症を改善する塗り薬。(冬用)
「ヒルドイドフォーム0.3%」・・・血行を良くし、痛みや腫れ、炎症を改善する塗り薬。(夏用)

②風邪薬

「アスベリン散 10%」・・・せきを抑えたり、たんを出しやすくする粉薬。
「カルボシステインDS 50% 」・・・たんや鼻汁、中耳にたまった液を出しやすくする粉薬。

③軟膏(混合)

「ロコイド軟膏 0.1%」・・・皮膚の炎症を抑える副腎皮膚ホルモンの塗り薬。
「プロペト」・・・皮膚を保護する塗り薬。



やっぱり健康第一!

初めての海外赴任。風土が異なる土地で生活を始めると体調を崩すことも増えるはず。言葉が通じず勝手も違うので、出国前に準備できることはすべてやっておきましょう。


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